第9回北海道宣教区聖会

2日(金)~3日(土)今年も待ちに待った北海道宣教区聖会が登別グランドホテルで行われた。秋の美しい紅葉、硫黄のにおい立ち込める露天風呂、品数豊富なバイキング、ゆったりとしたプログラム。教会間、世代間を超えた交わり、経験豊富な講師のメッセージ どれをとってもいい!

 

今年の講師は日本同盟教団理事長でもある、世田谷中央教会の安藤能成牧師で「神の家族」をテーマに3回のメッセージを語って下さった。

聖会1では、聖会のテーマである「神の家族」についてマルコ3章31節~35節から語られた。地上の家族は創造の神が定めたものだが、血縁関係しかない。意志的な愛がないと崩れる。血縁だけでは家族の関係は保てない。しかしどんなに崩れた血縁の家族も、イエスによって麗しい神の家族として立て直されるのである。血縁の結びつきによる肉の家族より、キリストの愛で結ばれる神の家族の方が強い関係なのだ。だからイエスは神のみこころを行う人々こそ「わたしの兄弟、姉妹、また母なのです」と言われたのであり、今主は私たちのことを「わたしの兄弟、姉妹、わたしの母」と呼ばれているのである。聖会2では、Ⅰコリント13章から、神の家族としての教団という視点で語られた。神の家族として日本同盟基督教団は信仰(聖書信仰を中心とする信仰告白)、希望(苦難を共有することを通して)、愛(「愛しあいなさい」とは、願いではなく命令である)を共有することによって一致を目指していることが語られた。聖会3では、信仰による家族形成のすばらしさを安藤師ご自身の家族をモデルに語られた。神の家族に加えられていることの喜びを深くかみしめると同時に、愛する地上の家族たちの救いを改めて祈らされる聖会であった。 「9回」は野球で言えば最終回だが、来年も延長戦を期待したい。

 

「こういうわけで、いつまでも残るものは信仰と希望と愛です。その中で一番すぐれているのは愛です。」Ⅰコリント13章13節